「明日も会社に行かなければならない」と思うと、夜眠れない。上司に退職を切り出せないまま、もう何ヶ月も経ってしまった——そんな状況に追い詰められている方が、退職代行サービスを検討するのは、決して逃げではありません。
ただ、いざ調べてみると、サービスの数が多すぎて何を選べばいいのか分からない。料金もバラバラ、「弁護士」「労働組合」「一般企業」という違いも何なのか…。この記事では、実際に各サービスの情報を調べた上で、あなたの状況に合った退職代行サービスを選ぶための比較情報を整理しました。
※料金・サービス内容はすべて2025年7月時点の調査情報です。最新情報は各公式サイトでご確認ください。
まず知っておくべき「退職代行の3種類」
退職代行サービスを比較する前に、運営元によって「できること・できないこと」が大きく変わるという点を押さえておく必要があります。ここを理解しないままサービスを選ぶと、「思っていたことが対応してもらえなかった」という失敗につながります。
①一般企業(民間業者)が運営
退職の意思を会社に伝える「連絡代行」のみ対応。法的には会社との交渉はできません(弁護士法・労働組合法の観点から)。料金は比較的安めですが、未払い残業代の請求や有給消化の交渉が必要な場合には対応できない点に注意が必要です。
②労働組合が運営(または提携)
労働組合には「団体交渉権」があるため、会社と交渉することが法的に認められています(労働組合法第6条)。有給休暇の消化や退職日の調整など、交渉が必要な場面でも動いてもらえます。料金は2〜3万円台が多く、バランスが良いタイプです。
③弁護士(法律事務所)が運営
最も権限が広く、未払い残業代の請求や損害賠償問題、ハラスメント被害への対応など法的トラブルにも対処できます。ただし料金は5万円以上になることも多く、まず弁護士が必要なレベルかどうかを判断することが大切です。
📌 ポイント:多くの人にとって、有給消化や退職日の交渉ができる「労働組合系」が最もコスパの良い選択肢です。会社と深刻なトラブルがある場合にのみ弁護士系を検討してください。
失敗しない選び方|5つのチェックポイント

実際に調べてみると、サービス選びで後悔した人の多くは「料金だけで選んだ」か「口コミをほとんど確認しなかった」ケースに集中していました。以下の5点を必ずチェックしてください。
- 運営元の種類:一般企業・労働組合・弁護士のどれか(前述の通り、できることが違います)
- 料金と追加費用:「追加料金なし」と明記しているか。成功報酬型の場合は総額で比較する
- 即日・当日対応の可否:今すぐ動いてほしい場合は24時間対応しているか確認
- 返金・保証制度:万一退職できなかった場合の全額返金保証があるかどうか
- 連絡手段:LINEで完結するか、電話が必要か。精神的に辛い状態での手続きのしやすさも重要
主要7社の比較表(2025年7月時点)
数多くある退職代行サービスの中から、利用実績・信頼性・口コミ評価をもとに代表的な7社を比較しました。
| サービス名 | 料金 | 運営元 | 交渉 | 即日対応 | 返金保証 | 後払い |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 退職代行OITOMA | 24,000円 | 労働組合 | ◯ | ◯ | ◯ | △ |
| 退職代行Jobs | 29,000円 | 労働組合 | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
| 退職代行SARABA | 24,000円 | 労働組合 | ◯ | ◯ | ◯ | × |
| 辞めるんです | 27,000円 | 一般企業(労組提携) | ◯ | ◯ | ◯ | ◯ |
| 退職代行ガーディアン | 24,800円 | 労働組合 | ◯ | ◯ | × | × |
| 退職代行EXIT | 20,000円 | 一般企業 | × | ◯ | × | × |
| 弁護士法人みやび | 55,000円〜 | 弁護士 | ◯(法的) | ◯ | × | × |
※各料金・サービス内容は2025年7月時点の調査情報です。変更されている場合がありますので、必ず公式サイトでご確認ください。
▶ 料金について詳しくは「退職代行の料金を安い順に比較|選び方と注意点まとめ【2026年4月最新】」もあわせてご覧ください。
▶ 退職代行が気になる方は「退職代行おすすめ10選を徹底比較|失敗しない選び方【2025年最新】」も参考になります。
EXIT退職代行の評判・口コミを正直にレビュー|2万円で本当に辞められる?
実際の利用者の声をもとに退職代行のリアルな評価をまとめています。
各サービスの詳細レビュー
① 退職代行OITOMA|コスパと安心感のバランスが取れた定番
「安さと信頼性を両立したい」という方にまず名前が挙がるのがOITOMAです。労働組合が運営しているため交渉権があり、料金は24,000円と主要サービスの中でも低水準。全額返金保証も付いています。
- ✅ 24時間365日LINEで相談受付
- ✅ 労働組合運営で有給消化の交渉も可能
- ✅ 転職支援サービスとの連携あり
- ⚠️ 後払いには対応していない(要事前確認)
Aさん(28歳・IT企業勤務)の場合:「上司に退職を何度も引き止められていて自分では言い出せなかった。OITOMAに頼んだ当日に連絡してもらい、次の日から出社しなくて済んだ。費用対効果は高かったと思います」
退職代行を弁護士に頼む費用は?必要なケースと民間との違いを比較
費用のコストを抑えたい方に参考になる情報をまとめました。
→ 退職代行OITOMA公式サイト
② 退職代行Jobs|弁護士監修+労働組合の二重体制
Jobsは弁護士が監修し、かつ労働組合とも連携しているという、珍しい二重構造のサービスです。料金は29,000円とやや高めですが、後払い対応・返金保証・弁護士監修という三拍子が揃っています。
- ✅ 弁護士監修で法的根拠のある対応
- ✅ 後払い決済に対応(資金に余裕がない方も利用しやすい)
- ✅ 転職サポートとのセット利用も可能
- ⚠️ 料金は他の労組系より若干高め
③ 退職代行ガーディアン|東京都労働委員会認証の労働組合が運営
ここが意外と見落としがちですが、ガーディアンは東京都労働委員会に認証された労働組合が直接運営しており、組合の信頼性が明確に担保されている点が強みです。
- ✅ 公的機関に認証された労働組合による運営
- ✅ 料金は24,800円と比較的手頃
- ✅ 正社員・アルバイト問わず対応
- ⚠️ 返金保証の記載なし(要公式サイト確認)
④ 辞めるんです|後払いOK+実績1万件以上
「今すぐお金がない」という状況でも利用できる審査不要の後払い決済が最大の特徴です。一般企業運営ですが労働組合と提携しており、交渉権は確保されています。利用実績が1万件を超えており、実績面での安心感もあります。
- ✅ 後払い決済(審査なし)に対応
- ✅ 弁護士監修の退職届テンプレート提供
- ✅ 全額返金保証あり
- ⚠️ 転職サポートは付いていない
- ⚠️ 運営歴は他社より短め(約4年・2025年時点)
Bさん(34歳・小売業)の場合:「給料日前で手元にお金がなく、他の退職代行が使えなかった。後払いで対応してもらえて助かった。手続きも思ったよりずっと簡単でした」
→ 辞めるんです公式サイト
⑤ 退職代行SARABA|老舗の労組系で実績豊富
SARABAは労働組合系の中でも比較的歴史のあるサービスで、料金は24,000円。シンプルな料金体系と実績の豊富さが支持されています。
- ✅ 労働組合運営で交渉可能
- ✅ 料金24,000円とリーズナブル
- ✅ 返金保証あり
- ⚠️ 後払い非対応
⑥ 退職代行EXIT|価格重視ならこちら(ただし交渉不可)
EXITは一般企業運営で料金20,000円と主要サービスの中で最安水準です。ただし交渉はできません。単純に「退職の意思を伝えてほしいだけ」「会社との関係はすでに問題ない」という方には費用を抑えられる選択肢です。
- ✅ 料金20,000円と低コスト
- ✅ 知名度が高く情報が豊富
- ⚠️ 一般企業運営のため会社との交渉は不可
- ⚠️ 返金保証なし
→ 退職代行EXIT公式サイト
⑦ 弁護士法人みやび|トラブルを抱えている方の最後の砦
ハラスメント被害・未払い残業代の請求・損害賠償リスクがある場合は、弁護士法人による対応が必要になります。みやびは弁護士が直接対応するため法的手続きまで一貫して依頼できます。料金は55,000円〜と高額になりますが、それ相応の対応範囲があります。
- ✅ 弁護士が直接対応(法的トラブルに強い)
- ✅ 未払い賃金・残業代請求にも対応
- ⚠️ 料金は高め(55,000円〜)
- ⚠️ 通常の退職にはオーバースペックになる場合も
あなたの状況別おすすめ
「結局どれを選べばいいの?」という方のために、状況別に整理しました。
💼 まずは確実に退職したい・コスパ重視
→ 退職代行OITOMA(24,000円・労組運営・返金保証あり)
💰 今お金がなくて後払いを使いたい
→ 辞めるんです または 退職代行Jobs(どちらも後払い対応)
🏛️ 信頼性・法的根拠を重視したい
→ 退職代行ガーディアン(東京都労働委員会認証の労働組合)
⚖️ 会社とトラブルがある・未払い賃金がある
→ 弁護士法人みやび(法的対応まで一貫して依頼可能)
📉 とにかく費用を抑えたい(交渉不要)
→ 退職代行EXIT(20,000円・ただし交渉不可)
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よくある質問
Q1. 退職代行を使うと会社に迷惑がかかりますか?
業務の引継ぎ等が気になる方も多いですが、退職すること自体は労働者の権利です(民法第627条では、期間の定めのない雇用は2週間前に申し出ることで退職できると規定されています)。退職代行はその意思表示を代わりに行うサービスです。引継ぎの資料を事前に準備しておくなど、できる範囲での対応は可能です。
Q2. 退職代行を使った後、会社から連絡が来たらどうすればいい?
退職代行サービスを通じて「今後の連絡は代行業者を通してほしい」と伝えてもらうことができます。それでも直接連絡が来た場合は、無理に応答する必要はありません。労働組合や弁護士系のサービスであれば、その後の交渉対応も依頼できます。万一しつこい連絡が続く場合は、都道府県の労働局への相談(無料)も選択肢の一つです。(出典:厚生労働省 総合労働相談コーナー)
Q3. 有給休暇が残っていますが、退職代行で消化できますか?
労働組合または弁護士が関与している退職代行であれば、有給消化の交渉も行えます。一般企業が運営する退職代行では交渉できないため、有給消化を希望する場合は必ず「交渉可能かどうか」を確認してから依頼してください。有給休暇は労働基準法第39条で保障された権利であり、会社が拒否することには原則として法的根拠がありません。
まとめ|あなたに合った退職代行を選ぶために
退職代行サービスを比較するときの核心は、「自分の状況にどの種類の業者が合っているか」を見極めることです。
- とにかく今すぐ退職したい・コスパ重視 → OITOMA(24,000円・労組)
- 後払いを使いたい → 辞めるんです・Jobs
- 法的トラブルがある → 弁護士法人みやび
- 信頼性の根拠を重視 → ガーディアン(東京都労働委員会認証)
どのサービスを選ぶにしても、公式サイトで最新の料金・対応範囲を確認し、LINEや電話での無料相談を活用してから申し込むことをおすすめします。多くのサービスが無料で事前相談を受け付けているので、まずは気軽に話だけ聞いてみることが第一歩です。
あなたの「辞めたい」という気持ちは、十分に尊重される権利です。無理に我慢し続けることで心身を消耗する前に、適切なサポートを利用してください。
📌 あなたの状況に合わせて次のステップへ
- 🔵 今日中に辞めたい・費用を抑えたい方:退職代行OITOMAの公式サイトで無料相談する
- 🟢 後払いで利用したい方:辞めるんですの公式サイトで詳細を確認する
- 🔴 会社とトラブルがある方:弁護士法人みやびに相談する

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